無限ロード_人には無限の道がある

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風の前の塵に同じ

ケイは、かつて、コンピュータのハードディスク開発など、ストレージ(外部記憶装置)の仕事に携わっていた。ハードディスクを複数台ユニット化した、大型コンピューターである。いわゆる、サーバー装置の開発設計に従事していた。

2020年の現在では、技術革新が進み、ハードディスク(HDD)事業はすでに技術的な進歩はほとんど終了し、HDDからソリッドステートドライブ(SSD)へと、移行が加速している。

時代の流れというのは、恐ろしいもので、だれにも止めることはできない。悲しいことに、当時3000人以上の人が従事していた事業所は、跡方もなく消滅している。まさに、栄枯盛衰である。中学時代の先生が、技術革新は、10年周期で起こると言っていたことを、今でもはっきりと覚えている。歴史は繰り返す。

史書を読むと色々と気づかされることがあり、それは、現代社会にも通用することが多々あることがわかる。ケイは、歴史の書籍を読むことを実践している。例えば、下に記す、平家物語もその一例である。
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風 の前の塵に同じ。”

平家物語】の冒頭文より